ハンドメイド品委託販売の掛け率40%!?ハンドメイド品の委託販売店の選び方<5つのポイント>
ハンドメイドの委託販売、もうすっかり定着しつつありますので作家さんの多くは1度や2度くらいは委託販売を経験したことがあるのではないでしょうか?
こんにちは。高くても売れるブランディングの専門家・雑貨の仕事塾®マツドアケミです。
雑貨の業界もものすごいスピードで変化してきているんだなぁと思うことに、委託販売の掛け率があります。
つまり手数料ですね。
以前の雑貨業界は掛け率が60%が平均でした。
つまり1000円のものであれば お店が40%(400円)あなたが60%(600円)。
ところが最近はそれが反転していてあなたが400円、お店が600円という掛け率40%もあると聞きます。
作家さんの場合にはそこから材料費や製作費(あなたの作業代)も差し引かれますので、本当に利益ある???と言う状態。
それで委託販売するメリットというのがある場合もあります。
例えば
・めちゃくちゃSNSのフォロワーさんがいる(つまりネットでの影響力があるお店さん)
・お客様が多い(ロケーションがいい、認知度があるなど)
・メディアに多く取り上げられている(つまりテレビ、雑誌などに商品を紹介してもらえる可能性がある)
・SNS発信が積極的!(自分の代わりに商品を紹介してくれる)
などの場合。
こういうお店であれば、継続は厳しくても、自分を磨くためにも期間を決めて、委託販売をするのはありという考え方もあります。
掛け率80%(つまり作家さんが80%)で「うちはお客様が少ないので」というようなお店さんに委託して、本当に売れなくて作品に埃がかぶってしまうよりは、多少掛け率が割高でも動きがある方が私はいいかなと思います。(あくまでも個人の見解)
というのもまずはいろんな人に知ってもらうって大事です。
委託販売することで、日頃一人では出会えないようなお客様と出会うことができたり、自分では言わないセールスアピールをお店の人にしてもらえたりとチャンスが広がるからです。
作家業を長く続けたい!お仕事としてやっていきたい!と考えたら、ちゃんとWIN WIN(両方がちゃんとメリットがある)というお付き合いがそのお店さんとできるかを自分自身も見極めてからお返事するのがいいかなと思います。
ハンドメイド品の委託販売店の選び方<5つのポイント>
①SNSがしっかりと稼動しているお店。
SNSの発信がないお店でも常連さんがたくさんいるケースもありますが、今はSNSは必須なので、もしもやっていないお店の場合にはお店の様子は先に確認しておいた方がいいと思います。
自分のお客様となりそうな年代の人、趣味嗜好の人がお客様の中にいるかどうかということです。
②取り扱い作家の作品がかぶっていないお店
すでに同じジャンルで、価格帯が明らかに低いものが既に取り扱われていると、あなたの作品と比較の対象になることもあり、売上につながらないことも多々あります。
もちろん、あなたのブランド力も大きく影響しますので、一概には言えませんが、まだそれほど認知が広まっていないと自覚のあるハンドメイド作家さんは取り扱いジャンル、作品のテイストがあまりかぶっていないお店の方がいいかなと思います。
③看板メニューが自分の作品とあっているお店
例えば、パンケーキが有名なお店に豚骨醤油ラーメンがあったら違和感を感じますよね。
パンケーキが有名なお店であればパンケーキにマッチするカフェラテやフルーツサラダなどのメニューが並んでいるはずなのです。つまりはそのお店の看板メニューを目指してやってくるお客様が何を望んでいるか?で売上は変わってきます。
雑貨で言えば和物のお店に、モダンなプラスチックのバッグがあったら違和感を感じるのと一緒。
私がプロデュースしていたお店にもたくさんの売り込みがありましたが、明らかにテイストが違う作品を営業してくる作家さんがいて悲しくなりました。
お店を見て営業してね。
④条件が明確なお店
返品の場合の送料は誰が持つ?
売上金はどうやって支払われる?
その振込手数料はどっちが持つの?
これらは本当はとっても大切なお話なのに、提示されていない場合、結構あるようです。
後々問題が起こることもあります。
最初にお店側からの譲れない条件がちゃんと提示されているお店はしっかりとしていると思います。
⑤ビジネスに徹することができるお店
作家さんは作品を納品するのがお仕事。
もちろんブランドとしてSNSでの発信やブログなどを書いている場合もあるとは思いますが、お店の商品(つまりはあなたの作品以外のもの)を一緒に拡散することが必須という条件のお店もあるようです。
最近耳にしたハンドメイド雑貨の委託店さんというのが、委託している作家さんが、全員他の作家さんの作品の紹介をSNSに投稿するのがルールだとか。
それが毎日だと本当に自分が作家活動をしている時間ってありますかね。
私のような塾や学校であればそういう課題もありだと思いますが、委託店さんが作家さんにそれを必須にさせるのってちょっと違うなって思いました。
もちろんできる人ができる範囲でやる分にはいいでしょうし、自分が積極的に「やりたい!」というのであれば大賛成。
さらに本当に売上をあげたい時期とかイベントとかに積極的にやりましょう!というのであれば、その時に一緒に頑張ることでお互いのモチベーションも上がるのでいいと思います。
もちろん作家さんもお店も売れてよし!だし、お客様も購入できて嬉しい!と三方よしがベストですしね。
お店の力で売れることもあるし、誰かの応援で売れることもあるけれど、それが毎日のルールになると忙しくて作品作れるの?自分のお客様との交流ができるの?って思います。
お店のルールが必ずしも作家さんにとっていいルールであるとは限らないので、それは自分で選ばないとね。
私はお店も運営していた側なので、そのうちにお店側からの「こう言う委託作家さんは愛される!」を書きたいと思います。
と、その前に!
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